多摩川浅間神社は、今から約800年前に創建されたといわれます。鎌倉時代、源頼朝公の妻である北条政子氏が、戦に出た夫の無事を祈るため富士山に行く途中、休憩したのがこの場所でした。この小高い丘から、当時は富士山がきれいに見えたそうで、北条氏はこの場所から富士山の方角にある「浅間神社」に向かって手を合わせました。これが神社の由緒となっております。現在も、晴れた日には富士山が見えることがあり、北条氏が拝んだそのままの景色を望むことができます。電車で多摩川を渡るときに当神社が見えますので、ぜひ思い出して車窓をご覧いただけたらと思います。